耐震診断
2024.07.10
サカエブログ
今年度初の耐震診断に伺いました。設計の宮本が申請関係を担当していて私は診断担当です。
朝から伺ったのですがこの時期毎度ですが小屋裏はサウナ状態でチェックしながら記載するのも汗で大変です。
床下は涼しくてその点は良いのですが、土の上をホフク前進するので、服がドロドロになりこっちはこっちで大変です。
現在行われている耐震診断(木造)は宮城県沖地震(1978年)を契機に1981年(昭和56年)に建築基準法の耐震規定が
抜本的に改正され、その規定前の建物が診断範囲となります。耐震診断は約2時間程度要します。何を見るかというと上記にも
書きましたが、小屋裏や床下にできる範囲もぐり、筋交いや雨漏りの跡など傷んでる木材がないかとか基礎内側にひび割れがないか
など確認します。調査項目は間取り、壁の材質、筋交いの有無、屋根の重さ・劣化状況(基礎のヒビ割れ・外壁の割れ・雨じみ)など
になります。調査した項目をまとめ4段階で評価していきます。
総合評点1.0以上の「倒壊しない」「一応倒壊しない」は耐震性があると判断します。
総合評点1.0未満の「倒壊する可能性がある」「倒壊する可能性が高い」の場合は大地震によって被害が
生じる可能性が高いため、耐震補強が必要としています。耐震診断では、基本人命保護に重点を置いて
いますので大地震時に倒壊しないための耐震性を確保を目的としています。
弊社がある箕面市では耐震診断、耐震設計、耐震改修の補助制度があり、耐震診断は無料で受けることができます。
他の自治体ではどうかわかりませんが一度調べてみてはいかがでしょうか?