雨漏り
2022.02.05
サカエブログ
先日、雨漏りするというお客様の所に行ってきました。
小屋の明かりとりとしてのガラス部分から風の強いときに漏る様子。
軒が出ているので普通の雨では漏れなくても直接ガラスに当たれば・・・。
内部も柱・梁などがむき出しで、柱に直接ガラスを設置して上から木で
押さえています。ガラスと木の合わせている面はなにか処理していると
思いたいですが、外側はコーキングしているだけ。コーキングが劣化して
固くなり痩せると、隙間があき、当然そこから雨漏りしますよって感じ。
コーキングは基本、隙間などを意匠的に埋めるものなので、外部にコーキングだけで
水を止めるということは考えない方が良いです。外壁サイディングにコーキングしているのを
見かけます。コーキングが切れても雨漏りしないように、下地に透湿防水シートを張り、胴縁や金物で
サイディングを浮かして取付、間に通気層という隙間が15~18mmあいています。もし雨が侵入しても
そこの隙間を通って下に落ちる仕組みになっていて内部に水が入らない工夫をしています。
じゃあ、なぜコーキングしているかというと建物自体は基本揺れています。サイディングのジョイントを突き付けると
揺れに対応できずサイディングが割れる可能性があるので1cm程度建物の角などでコーキングをとっています。
内部などですぐコーキングができ、打ち替えできる場所ではいいもしれませんが、外部でコーキングを
使用する場合は、2重・3重と対策を取った方が賢明です。