ブログ

家は家族とともに成長、変化するもの

2023.05.15

先日、西宮で「ソラマドの家」を建てていただいたお客様からご連絡をいただいて、お子様の成長に伴い、子供たちのいるところ(子供部屋)をゆるーく仕切りたいので一度見に来てほしいということで数年ぶりにお伺いしてきました。

6年の歳月を実感

新築お引渡しをさせていただいたのが2017年ですので、早いものでもう6年になります。

杉の床板や、化粧現しの木材は、いい感じに経年変化してご家族の日々の暮らしを見守ってくれていることを感じさせてくれていました。

お話をお伺いすると、上のお姉ちゃんが今年小学校6年生になり、中学に進学するこの機会に、兄弟共通のスペースだったところをゆるーく仕切りたいというご希望でした。

それでも、また数年後には子供たちが独立していくことも視野に入れ、将来はまた取り払うことができるように考えておきたいという、ご家族の成長とともに生活の変化に対応できるようなプランをご希望です。

家は家族の成長とともに変化するもの

そもそも、この建物の設計段階で、今回の計画は折り込み済みで、当初はお子さんもまだ小さかったので、まだ個別に仕切る必要もなく、限られたスペースを少しでも有効に活用できるようにプランニングしていました。

家というものを考えたときに、一番の役目は家族の暮らしを安全に安心して快適に過ごすために家族を包み込む器であることだと思います。

そのためには、子供たちの成長とともに生活様式も変化していくことに対応することが必要不可欠です。

しかしながら、そのたびに大規模なリフォーム工事を行うのも大変です。

家を計画する際に、自分たちの生活スタイルを30年先まで5年単位で想像してみてください。

きっと、その時々で最適なものが変わってくると思います。

その変化に対して、できるだけ負担が少なく、快適に暮らすことのできる工夫をしてみませんか?

家の中に使っていないスペースがありませんか?

これは、私自身がいま実感していることですが、我が家も築20年を超えて、3人の子供たちはそれぞれに独立し、夫婦2人と愛犬だけの暮らしになり、家の中には使っていないスペースがたくさんあります。

30坪の敷地で、決して大きな家ではありませんが、それでも無駄がいっぱいです。

ここから先は、おそらくそれほど大きな変化もなく、いまの生活スタイルに合わせて限られたスペースを有効に、子供たちの家族が帰ってきてもゆっくりできるスペースを確保できるようにリフォームを考え中です。

仕事柄、やろうと思えばいつでもできるはずのリフォームですが、少し時間と仕事に余裕ができたらとついつい後回しになってしまいます。

新築の時点で、もう少し今のことを想像して計画しておけばよかったと反省も踏まえて、これから家づくりをされるお客様には、ぜひとも将来を見据えた家づくりのプランをご提案していきたいと思います。

 

 

 

 

この記事を書いた人
藤原 康雄
代表取締役