社長のひとりごと

中学校に出前授業(大工さんの仕事に触れてみよう)

2024.06.02 社長のひとりごと

川西市の多田中学校を訪問

先月の30日に多田中学校に出前授業のために訪問してまいりました。

中学2年生を対象に、調理や農業など、様々な仕事を体験してもらうために、様々な専門学校や企業が学校を訪れて出前授業を行うというものです。

私たちは、大工さんの仕事に触れてもらう機会をいただき、私と栄主任、大工見習の神谷君と松下君の4人で参加しました。

私たちの授業に参加してくれた生徒さんは20名。

ほぼ男子だろうと勝手に想像していましたが、女子もたくさん参加してくれていて、未来の現場女子の可能性を感じました。

この授業では、四方蟻継という伝統的な木を接合する仕口を作ってもらいました。

事前に弊社で角材を用意して墨付けをし、すぐに加工に取り掛かれる準備をして、サポートして入ってもらった2名の大工見習がやってみてどのくらいの手間と時間がかかるのかをシュミレーションをして授業に挑みました。

最初は「うまくできませーン」と言って泣きついてくる生徒が多いだろうと予想していましたが、スタートするとみんな真剣に取り組んでくれて、助言や少しの手助けはするものの、休憩も取らずに約100分間真剣に取り組んでくれたのには驚きました。

そして結果的には、約8割の生徒さんが、ほぼ四方蟻継の形に加工してくれました。

中学生の能力を見せつけられました(笑)

マイスター高等学院・箕面校

実は弊社は大工職人を育てる高校として参画しており、マイスター高等学院・箕面校としてこの春から一人の生徒さんを迎え入れております。

中学を卒業したら高校に進学するという、世間一般的なルートに疑問を持ち、働くことを選択する生徒さんも少なからず存在しながらも、親としては高校ぐらいは卒業してもらいたいと思うものです。

そこで私たちは通信制高校とのダブルスクールという形で、OJTで仕事をしながら技術を学び、人間として成長するための志教育のカリキュラムもあり、週に一度通信制高校のカリキュラムをこなすことで、3年後には大工としての基礎的な技術と知識を身につけ、高校の卒業資格が得られて、そのままその会社に就職ができるというものです。

今回の出前授業も、このマイスター高等学院の取組のひとつです。

これからの新たな選択肢の一つとして、進路に悩む通学生がおられたらぜひご紹介ください!

この記事を書いた人
藤原 康雄
代表取締役