住宅新築工事・上棟~屋根下地編
早いもので、もう9月も中盤へと差し掛かります。
まだまだ暑い日が続きますが、朝夕は少しづつ涼しくなり、秋への移り変わりを感じる季節になりました。
さて、お盆前に基礎コンクリート工事を完了して、お盆明けに型枠の解体、整地などの作業を終えて、いよいよ建て方作業に入りました。
まずは、建物の周囲に足場を組み立てます。先行足場と言って、骨組みを建てる前に周囲に足場を組み立てることができるようになって、建て方作業の安全性と作業性が格段に良くなりました。私が仕事を始めたころは、このような技術がありませんでしたので、足場なんてない状況で骨組みの建て方を行っていました。今からでは考えられませんけど、その頃はそれが当たり前でした。
まずは、基礎の上に土台を据え付けて1階の床を作り、その後2階の床、屋根と組み立てていきます。
普通の建物ですと、たいていこの作業を1日でやってしまうのですが、今回は建物の奥行きが長く、面積もかなり大きいので、2日間にわたりレッカー車を投入して組み耐え作業を行い、何とか棟木といわれる屋根の一番高いところを支える骨組みまで組み上げるので精一杯でした。
ひとまず、ここまでできると次は屋根の合板を張っていきます。
今回はこの屋根面で断熱層を作りますので、ここで気密をしっかりとる必要があります。
合板の継ぎ目に隙間の内容に気密テープを貼っていきます。
気密層を外壁とも連結して建物を包み込む必要がありますので、色々考えてこんな感じになりました。
一重目の合板の上に断熱材(今回はネオマフォーム)を敷きならべ気密テープで固定。
その上に45mm角の材木(通気垂木)と取付けて、この上から屋根の下地合板(野地板)を張っていきます。
野地合板が終わると、その上から防水紙(アスファルトルーフィング)を屋根の下地として貼り終えると、ひとまず雨の心配から解放されます。
まずはここまで・・・・。
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