社長のひとりごと

平屋住宅のメリットとデメリット

2023.02.15 社長のひとりごと

最近、平屋の住宅が人気を集めています。

なぜ、いま平屋なのか?

マンション住まいの方だと、緑や地面との一体感や広がりを感じて暮らしたい。

2階建てや3階建て住宅にお住まいの方なら、上下階で分断された感覚や、階段のわずらわしさからの解放感。

田舎での平屋暮しの経験のある人なら、とにかく絶対平屋がいい!

などなど、あこがれる理由は様々だと思います。

では、平屋はいいことだらけなのか?

やはり、物事にはメリットとデメリットが存在します。

今回はその辺りをご説明いたします。

まずは平屋のメリットは?

1.生活空間がすべてワンフロアのため、常に家族の気配が感じられる。

2.階段がいらないので、その分生活空間に活かせる。

3.庭(大地)との一体感を感じながら暮らせる。

4.外周りのメンテナンスが容易。

5.段差を解消できるので老後も安心。

等々・・・・

では、

平屋のデメリットは?

1.広い敷地が必要。

2.住宅街だと眺望を得にくい。

3.同じく、日照を得にくい。

4.建築費が高くなる。

等々・・・・

 

平屋のメリットについては、皆さんが憧れる要因ですので、ここではデメリットについてお話します。

中でも4番の建築費について。

一般の方の感覚では、2階3階建ての建物より平屋のほうが、高さが低いので建築費を抑えられると思っている方も多いと思います。

確かに足場の費用や、作業効率の面では平屋のほうが安くできるイメージですが、延べ面積が100㎡の建物で比較すると、

平屋の場合、単純に10m×10mの建物として、

2階建てだと、10m×5mの総2階の建物と比較すると、

基礎工事:平屋=10m×10m=100㎡

2階建て=10m×5m=50㎡

屋根工事:平屋=10m×10m=100㎡

2階建て=10m×5m=50㎡

これは、極端な例かもしれませんが、同じ床面積の建物で比較すると、建築費でも大きなウエイトを占める基礎や屋根の面積が半分で済む総2階(1階と2階が同じ大きさ)の建物が経済的ということになります。

ただし、階段には一般的に3.3㎡くらいの面積が必要ですので1、2階だと6.6㎡の面積が平屋では不要になりますし、最近の2階建てプランでは吹き抜けも多く採用されますので、その分だけ建物が大きくなる傾向にありますので、一概にはいえませんが・・・。

構造的にも上階の床を支える必要のない平屋のほうが有利になります。

そう考えると、メリット、デメリットは当然あるのですが、

同じ生活空間を確保しようとすると、それなりに敷地の広さが必要になり、周囲の環境も平屋に適した環境が必要になります。

今では、生活スタイルが変化し、リモートワークも普及する中で、通勤のことを考えなくてもいい暮らしが実現したことで、利便性よりも自然を求めて郊外の価格の安い土地を選択することで、憧れの平屋暮しを手く入れることも可能になったのかもしれません。

階数だけでなく、正方形に近い建物と細長い建物、四角形の建物と凹凸の多い建物でも外壁の工事費に大きな差が出たりします。

それぞれの理想の暮らしを実現しながら、できるだけコストを抑えて家づくりを進めたいものですね!

どうすれば自分たちにあった家づくりができるのか?

いつでもお気軽にご相談ください。

よろず建築相談会

ホクト住建へのお問合せ