社長のひとりごと

土地選びのポイント

2023.04.08 社長のひとりごと

家づくりを始めるにあたって、真っ先に直面するのが土地探しです。

家づくりをお願いしたい住宅会社が決まっても、肝心の土地が決まらなければどうにもなりません。

では、土地探しをする際に、何を基準に探せばいいのでしょうか。

土地選びの判断条件

・地域

どこのエリアで探すのか? 学校の校区、沿線最寄り駅、利便性、市町村・・・等々

・環境

生活環境は? 地域性、お買い物、公園、自然環境、気候条件・・・等々

・価格帯

土地にかけられる予算は? 坪単価、敷地の広さ・・・等々

・立地条件

その土地の立地は? 方位、日当たり、接道条件、高低差、ライフライン・・・等々

 

他にも上げればキリがないほど、条件が出てきますよね?

でも、すべての条件を満たすことは不可能に近いと思います。

優先順位をつけましょう

様々な条件の中から、絶対に譲れないものは何か?

土地は購入すれば簡単に買い換えられるものではありませんので、後悔しないための条件を家族で話し合い、優先順位をつけて、上位3つの条件を満たすことを念頭に判断してみてください。

価格が安くても要注意!

地域の相場よりも価格の安い物件がたまにあります。

安いと思って飛びつく前に、なぜ安いのかをよく調べましょう!

たとえば、ライフライン(給排水等)が整備されてなく、敷地に引き込むのに多額の費用がかかってしまう。または給水管は引き込まれているが、口径が細いために引替えが必要になる。

昔の造成地で、石垣などを作り替えないと家を建てられない、または基礎工事に多額の費用が必要になる。

等々。

工夫次第で解消できる不満要素かどうか?

そうは言っても、不満な条件を抱えたまま高額な土地を購入するのもどうかと思いますよね?

ならば、その不満は工夫次第で解消できないかどうか?

たとえば気候条件は変えられませんが、近くに買い物をするお店がなくても、車生活なら週末のまとめ買いで解消できるのでは?

日当たりのいい南向きの土地がいいと思っているけれど、実は南側で日当たりがよくても、道路に面して窓を設けても視線が気になりカーテンを閉めないと落ち着かないことも多く、それなら間取り計画を工夫することで、北向きのほうが快適な暮らしを実現できるのでは?

一戸建てを建てるなら、自然を眺めながら庭のある暮らしがしたい! でも、庭付きとなるとそれなりに土地の広さが必要になるので価格も高くなる。ならば借景を取り入れられる土地を探せば他人の自然を眺めながら手間もお金もかけずに自然を眺める暮らしを手に入れることができるのでは?

こんな風に、工夫次第、考え方次第で解消できる問題も意外と多いのでは?

実はこの桜は私の自宅の2階から見た桜です!

桜並木が借景として楽しめます。

私の自宅は30坪ほどの広さで住宅地の一角に建てていますので、庭と呼べるようなスペースはありません。

でも、窓を開ければ目の前に満開の桜や新緑の桜を見ることができます。

しかも、街路樹なのですべての手入れは行政がやってくれます。しいて言えば花が散るこの時期と落ち葉の季節は家の前の掃除が大変です。(奥さんが・・・・苦笑)

周りには住宅が密集していますが、2階に生活空間を配置し、窓の位置を工夫することで、公園が眺められたり、空や月を眺めることもできています。

 

プロにご相談ください

このように、考え方や、設計の工夫次第で不満要素を解消できることがたくさんあります。

特に借景などは、現地に行って周りをゆっくり眺めてみないとわかりませんし、視線の高さが変わるだけで見えてくるものが違ってきたりもします。

全てにおいて、メリットとデメリットがあると思いますが、プロの目線で考えるといろいろと解決方法があるかもしれません。

いずれにしても高額な買い物ですので、ぜひプロにご相談ください!

土地選びのプロは不動産屋さんだと思いがちですが、その土地を活かすのは建築のプロです。

不動産屋さんが勧めない土地でも、建築のプロ目線で見ると十分に活かせる可能性があるということです。

ぜひ、お気軽にご相談ください!

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