社長のひとりごと

建設業戦国時代に突入‼

2023.04.10 社長のひとりごと

建設業戦国時代!

今朝いつものように何気なくスマホを開くと気になるニュースが目に入りました!

コロナ禍になり、建設業界もどうなるのかと思えば、大手ハウスメーカーではコロナバブルと言われるような受注増を記録した半面、コロナが落ち着き始めると軒並みに業績が右肩下がりになりはじめ、中小工務店では補助金やコロナ関連融資で一時をしのいだものの、返済が始まると経営が厳しくなるのは分かっていたことで、このようなニュースが出るのも当然と言えば当然なのかもしれません。

工期長期化、人手不足、資材高騰

原因には、この3つが要因とされ「三重苦」とは嬉しくない表現です。

このうち工期の長期化は、世界情勢やコロナの影響により資材が揃わずに製品の納期が長期化することで工期の長期化してしまうことが原因ですが、このことと連動して、資材の高騰により請負契約時の金額の正当性が失われ利益が奪われるものの、中小零細企業ではその増額分を価格転嫁することが難しく、特に住宅においては住宅ローンを利用して資金の余裕がなく、請負金額の増額変更をお願いできない現状もあります。

建築費の指数でも住宅資金が一番上昇率が高くなっています。

この「三重苦」と言われる要因の2つの要因は、我々のような中小零細企業一社でコントロールできるものではなく、最大限の対策練って、耐えるしかないと言えるでしょう。

人手不足は自分が蒔いた種

残る一つの人手不足に関しては、不可抗力ではなく、ある意味業界の蒔いた種の報いを受けていると言ってもいいと思います。

いくら仕事を受注しても、それを作る担い手がいなければ建物が完成するわけもなく、10年後には日本から大工職人が激減するとわかっていながら何の手も打ってこなかったことが原因としか言いようがありません。

私がこのブログでも訴えている社員大工の重要性や、一から職人を育てることから目を背けていたのでは、我々の将来はありません。

私の周りには、若者を正社員雇用して一から大工職人として育成することに取り組む工務店さんが多くおられますが、業界の中ではほんの一握りで、全体の1%にも満たないのではないでしょうか?

次の世代に引き継ぐために

私の周りでも、大工がいなくなることがわかってはいても、自分の代で工務店は終わるので、先のことはどうでもいいという方や、いまさら一から職人を育てるなんてバカバカしい、そもそも職人を正社員雇用するなんてありえないといった旧態依然とした考え方の方が圧倒的に多いのが今の建築業界の現状です。

しかし、現実はもう目の前まで来ています。

私のビジョン

あらためて、ここで宣言しておきます。

私は、3年後の2026年には10人の職人集団のいる会社にします。

しかも、日本の大工技術を継承し、圧倒的技術力を併せ持ちやる気と希望に満ちた大工集団で、若者が働きたくなる会社にします!

私一人がもがいても、業界を変えることはできないかもしれませんが、本当の家づくりができる会社を一社でも次の世代に引き継ぐためにチャレンジしていきます!