社長のひとりごと

杉皮外壁の修理依頼

2023.01.26 社長のひとりごと

先日、ちょっと珍しくも懐かしい修理工事見積のご依頼を賜りました。

外壁に張られた杉皮の修理です。

今ではほとんど見ることのなくなった工法ですが、築年数が60年以上の建物で稀に残っているのを目にします。

今回ご依頼いただいた建物も築70年だそうで、ところどころ修理されたところもありましたが、比較的きれいな状態でした。

大正から昭和初期の頃の住宅でよく見られた工法で、杉皮や桧皮を外壁の仕上げ材として施工するもので、考えようによっては究極にエコな材料といえますね。

押さえ縁などの手入れさえすれば50年から100年もしくはそれ以上もってくれると言っていいと思います。

しかも自然素材100%で、塗装なども一切必要ありません。

樹齢1000年以上の杉もあるくらいですから、すごい材料ですよね。

最近は外壁材として焼杉も見直されてきて、新築の建物に採用されることも多くなってきました。

杉皮や桧皮もまた、見直される日が来るかもしれませんね。